【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】(เทศกาลปลาทูอร่อยที่ท่าฉลอม)
タイ在住が長い方やタイによく来られる方はご存知かと思いますが、タイに住み始めたばかりの方、タイ旅行のビギナーの方はタイの一般大衆魚のプラートゥー(ปลาทู)についてご存知でしょうか?首が曲がったアジに似ている魚がスーパーなどで売っているのを見かけた事はないでしょうか?そう、あの魚がプラートゥー(ปลาทู)です。初めて見た時は、何で首が曲がってるのか分からず、奇妙な印象を持つのですが、食べてみると非常に美味しい事が判明するという、そんなプラートゥー(ปลาทู)ですが、サムットサーコーン県のターチャロームで、第12回 美味しいプラートゥー祭り(เทศกาลปลาทูอร่อยที่ท่าฉลอม ครั้งที่ 12)が11/22~11/24の間に催され、行ってきましたので、お伝えしたいと思います。
- プラートゥー(ปลาทู)について
- 【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】について
- 【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】の開催場所
- 【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】に行った方法
- 【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】の会場の雰囲気・食事
- 【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】から帰った方法
- 【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】のまとめ
プラートゥー(ปลาทู)について
プラートゥー(ปลาทู)は、見た目がアジに似ているので、アジの仲間と思われがちですが、アジの尾鰭近くにあるゼイゴがなく、学術的にはアジ科ではなく、サバ科に分類されるインド太平洋の熱帯域に広く分布する魚で、地域で個体差はあるようですが、日本でいうところの南西諸島付近で捕れるグルクマであり、タイのアジの仲間は、プラートゥー(ปลาทู)とは別の魚のプラーシーグン(ปลาสีกุน)という魚がいます。
また、プラートゥー(ปลาทู)はタイ湾南部から、8月~9月頃にターチャロームが接するターチン川やターチャロームのあるサムットサーコーン県の隣のサムットソンクラーム県のメークロン川の河口付近に回遊してきて、タイ湾において毎年11月頃に質の良いプラトゥー(ปลาทู)が最も豊富になり、漁も盛んになります。
なお、プラートゥー(ปลาทู)の首が曲がった状態で売られている理由は、小型の蒸籠に入れて茹でて加工する際に、蒸籠に入るようにプラートゥー(ปลาทู)の頭を曲げて入れて加工するようになったのが由来です。因みにタイ語で、その状態のプラートゥー(ปลาทู)の事を" ปลาทูหน้างอคอหัก " 「プラートゥー・ナーンゴーコーハック」と呼び、หน้าが顔、งอが曲がった、หน้างอでしかめっ面という意味で、คอが首、หักが折る・折れる、คอหักで折れた首という意味なので、" ปลาทูหน้างอคอหัก " は棒訳すると、「首が折れたしかめっ面のプラートゥー」ってとこですね。
写真は以前に行ったメークローン(แม่กลอง)のプラートゥー祭り(เทศกาลปลาทูที่แม่กลอง)で展示してあった水槽で泳ぐ活魚のプラートゥー(ปลาทู)です。中々、生きている状態ではお目にかかれないので、感激した記憶があります!!
【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】について
ターチャロームのあるサムットサーコーン県は、漁船数が多く水揚げ量が多くて、タイの台所と呼ばれる程です。
ターチャロームでプラートゥー祭りを開催しているのを知ったのは昨年だったのですが、知った時には既に開催が終了していたので、今年は行ってみようと決めていた訳です。
プラートゥー祭りで有名なのは、何といっても、プラートゥー(ปลาทู)を小型蒸籠に入れて茹でて加工する方法の発祥の地のサムットソンクラーム県のメークローン(แม่กลอง)のプラートゥー祭り(เทศกาลปลาทูที่แม่กลอง)で、毎年12月に開催され、何回か行ったことがあるのですが、今年も来月に22回目が開催される予定になっていて、ターチャロームのプラートゥー祭りは、今回が12回目ということで、歴史がメークローンのプラートゥー祭りより浅いのですが、メークローンのプラートゥー祭りと比較してどんな感じなのかという点も楽しみな点でした。
【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】の開催場所
マハチャイから、渡し船でターチャローム側に渡り、ターチャローム駅近くのお寺、ワットスッティワートワラーラームのターチン川沿い側のエリアが開催場所になります。
【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】に行った方法
先ず、バンコクからマハチャイに行く必要があるのですが、公共の交通機関を利用してマハチャイに行く方法として、バスで行く方法、タイ国鉄のウォンエンヤイ駅からマハーチャイ線で電車で行く方法、戦勝記念塔・アヌサワリーチャイ(อนุสาวรีย์ชัย)から、マハーチャイ行きのロットゥーで行く方法がありますが、今回はバスで行くことを試そうと思い、エアコン付きの68番のバスがマハーチャイまで行くので、家からソンテウに乗って行けるエアコン付きの68番のバスが通るバス停まで行って、68番のバスを待ってみました。因みに、エアコン無しの68番のバスはマハチャイまで行きません。
しかし、68番のバスが中々来ないので、電車で行くことにして、タイ国鉄のウォンエンヤイ駅まで行く57番のバスに乗ってタイ国鉄のウォンエンヤイ駅に先ず、行きました。
タイ国鉄のウォンエンヤイ駅からマハーチャイ線で電車でマハーチャイ行った事は、10年程前に1回だけあります。駅の雰囲気は以前と何も変わってないと思われー。
チケットを買いました。1人、10バーツ。所要時間は、1時間程です。
タイ国鉄のマハーチャイ線の時刻表はこちら。
http://www.railway.co.th/download/Timetable/WongwianYai-MahaChai-th.pdf
マハチャイからの電車が到着したので、乗客が降りた後に乗り込みます。
出発して、しばらくしたら改札がありました。
予定より、少しオーバーしてマハチャイに到着しました。
水産物市場エリアを通り抜けて、渡し船の船着場に向かいます。
ターチャロームのプラートゥー祭りの看板が立ってました~
船着場に着き、乗船代(3バーツ)を払って乗り込みます。なお、船着場の人に、ターチャローム側に着いてから、プラートゥー祭りの会場への行き方について尋ねたら、待機しているサムロー(三輪自転車タクシー)に乗って行けると教えてくれました。
ターチャロームの船着場に着きました。
船着場の通路にサムローの絵が描かれており、通りに出ると、サムローがスタンバイしてました。スタンバイしてるサムローの運転手は、全員おじいちゃんでした。プラートゥー祭りの会場への行きたいと告げると、1人だけだと30バーツ、2人乗ると40バーツとのことで、了承して乗りました。
昔、インドを旅行した時にインドの三輪自転車タクシー、リキシャを漕がしてもらった事があるのですが、見た目よりかなりキツかった覚えがあり、運転手の男性は60代半ばくらいと思われるのですが、力強く早く漕ぐので驚きました。また、インドやバングラデシュを旅行した際は、頻繁にリキシャを利用しましたが、タイでは地方都市でサムローを見かけることがあっても、利用したことはなく、今回がタイのサムロー初体験でした。因みに、船着き場付近には、サムローだけでなく、モータサイもスタンバイしてましたが、タイの新聞のサイトなどの情報を見てると、ターチャロームの観光は、情緒を味わうため、サムローがお勧めみたいで、サムローの座席に貼ってあった料金表には、貸し切りで観光案内可能と記載されてました。
10分弱程で会場に着きました~ 船着き場から、歩いて行くのは遠い距離です。
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【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】の会場の雰囲気・食事
会場のメインエリアの手前には、色々な海産物が売られてました。
もちろん、主役のプラートゥー(ปลาทู)も販売されております。
正午過ぎだったので、既に多くのお客さんで賑わってました。
中央ステージでは、カラオケが熱唱されてました〜
メインのプラートゥー(ปลาทู)料理の販売コーナー
会場に掲げられてた、各種プラートゥー(ปลาทู)料理の写真の垂れ幕です。
クーポン販売所と白ご飯・ライスの販売所。クーポンを購入してからの料理購入になります。会場で食べる以外にも持ち帰りももちろんOKです。
プラートゥー(ปลาทู)のほぐし身入りご飯 30バーツ、衣付きの揚げ物 15バーツ/匹、甘辛煮のサーティア(ซาเตี๊ยะ )40バーツ/匹、ソムタム (ส้มตำ) 30バーツ、トムヤムスープ(ต้มยำ) 20バーツ/匹、白ご飯・ライス 10バーツ/皿を購入しました。
全メニュー、定番的な味で美味しかったです。家で食べる為に持ち帰りで、プラートゥー(ปลาทู)のさつま揚げ、トートマン(ทอดมัน )10バーツ/個、プラートゥー(ปลาทู)のにんにく揚げ、トートガティアム(ทอดกระเทียม)20バーツ/匹を買いました。
【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】から帰った方法
食事等満喫した後、帰ることにし、来た時と同じようにサムローでターチャロームの船着き場まで行き、渡し船でマハチャイに戻りました。
マハチャイの水産物販売エリア
焼いたエイ、プラ―グラベン(ปลากระเบน)が売られてました。
乾物屋で、ちりめんじゃこを購入しました。
帰る方法として、電車ではなく、バスかロットゥーのいずれかでバンコクまで帰ることにし、バスが中々来なければ、ロットゥーで帰ることに決めて、先ずバス停に行きました。エアコン付きの7番・エアコン付きの68番のバスがあり、68番のバスの方が自宅に帰るには便利なのですが、しばらく待っていると7番のバスが来て、68番のバスはいつ来るか分からないし、7番のバスはBTS・MRTバンワー駅を通過してフアランポーン駅まで行くルートということで、7番のバスでBTS・MRTバンワー駅まで行って(21バーツ)、バンワーからはタクシーに乗って自宅まで帰りました。
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【美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム】のまとめ
「美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム」(เทศกาลปลาทูอร่อยที่ท่าฉลอม)は、プラートゥー祭り元祖のメークローン(แม่กลอง)のプラートゥー祭り(เทศกาลปลาทูที่แม่กลอง)よりかは、規模が小さくこじんまりとしており、開催期間もメークローンのプラートゥー祭りが10日間実施するのに対して、ターチャロームのプラートゥー祭りは5日間と短い部分もありますが、メークローンのプラートゥー祭りのように人が多過ぎずに適度な感じで、メークローンのプラートゥー祭りの開催場所は県庁の中のスペースになりますが、ターチャロームのプラートゥー祭りは開催場所も川沿いで気分が良く、またサムローに乗ってローカル気分も味わえ、非常に満足しました。多分、来年も行くと思います。
「美味しいプラートゥー祭り@ターチャローム」(เทศกาลปลาทูอร่อยที่ท่าฉลอม)に興味を持たれた方は、毎年11月に行われますので、来年行かれてみてはいかがでしょうか。
公式Facebook : https://www.facebook.com/PlatooThachalom/