ปลาทูの雑感・備忘録

バンコク在住のปลาทู(Platoo)と申します。時々、シェアさせていただきたいこと、記録したいことがある場合などに書き込む感じかと思いますが、よろしくお願いいたします―。

ปลาทูの雑感・備忘録

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断食@奈良県生駒市 静養院 終了後の感想

1ケ月間の断食期間・生活が終了した訳ですが、何十年か前に初代院長が存命の頃に、静養院で断食をされた事がある方が、下記内容を述べておられ、

「本断食が10日なのはなぜか。それには科学的な根拠があるのだ。院長さんは、若い頃、大学の研究室でウサギの開腹手術をしていた。いつも実験でウサギの腹を切ると、ウサギは全部死んでしまっていた。ある時、ウサギの抵抗力をつけるために、エサをとめてみることを思いついた。2日ほどエサをとめて、いつも通りの開腹手術をしたら、やはり全部死んでしまった。ところが、断食を4日に伸ばして同じ実験手術をしたところ、半分生き残った。それで、さらに断食日数を伸ばした。すると、また全部死んでしまった、という。そこから、ウサギには4日程度の断食が、抵抗力をつける効果があることが分かった。次に、人間で実験をしてみることにした。人間の腹を切るわけではない。生命の元は血液である。断食した人の血液中の変化を調べることにしたのである。7日まで断食した人の血液には変化がなかった。ところが、8日目ごろから、白血球の増加が始まった。10日から14日頃には、1.5倍になった。14日以後、断食を伸ばしても、それ以上に増えることはなかった、という。この実験から、10日程度の断食が、白血球の量がもっとも増えて、身体に抵抗力がつき、細菌性の病気治療にも効果的だということが分かった。白血球は、細菌を殺す。」

引用元: http://www.ctk.ne.jp/~kita2000/danjikitaikenki.htm

当該内容について、現院長さんに伺ったところ、初代院長先生が、昭和10年頃に大阪大学医学部と共同で初代院長先生のお父様が被験者として実験を行われたとの事。現院長さんの見解としては、かなり昔の事であり、当時と現在では、環境や生活様式、また個々の条件などが異なり、一概に言えない部分があり、身体や精神の状態が、極度に問題があるという状態でなければ、お勧めの本断食期間は、7~10日間ですかねという回答を頂きました。

断食をすれば余分な贅肉や、脂肪や宿便と言ったものが体外へ排泄され、病毒や病素までもが排泄され、長年滞留していた宿便が出ると内臓が蘇り、身体が軽くなり、全身スカッとして、心身が浄化・リセットされるという事が、色々な本などで情報として掲載されてたので、心身をリセットしたく、今回本格的な断食をした訳ですが、自分の場合は、本断食後によく言われてる宿便の様な便は特に出ず、スッキリして生まれ変わった様な感覚を感じるかを期待してたのですが、特にそういったものもありませんでした。

また、断食をすると、体内の悪い物質が排泄される為、呼気が臭くなったり、皮膚から異臭が出るとの情報が掲載されてたり、実例もあるとのことですが、自分は全くその様な症状は出ませんでした。

しかし考えてみたら、呼気がすごく臭くなったり、皮膚から異臭が出たや、宿便が大量に出たとの実例が紹介されてるケースは、癌や重度の疾患を患っている方が断食した場合のケースが多いので、その様な疾患を患ってない人が断食をしても、極端な症状は出ないのかなと思いました。

院長さんにその辺りを伺ったところ、やはり個人差があり、各個人の心身の状態に依るとのことであり、例として肉ばっかり食べてる人や、アトピーなどの皮膚疾患でステロイドを常用してて、体内に不要な物質が溜まっている人などは、断食で皮膚からかなり臭いにおいが出るとのことでした。

自分は、普段一日2食で、基本的に肉食はせず、玄米と野菜、魚、果物しか食べず、菜食料理が好きで、適度な運動もしてるので、あまり体内に不要な物質が溜まってなかったのかもしれません。(健康な人も宿便は溜まっているとはよく言われておりますが。。)

ただ、お酒を飲む時は、とことん飲む為、健康診断で一部結果が芳しくなく、改善したく現在、禁酒もしてるのですが、断食終了後、しばらくしたら健康診断を受ける予定であり、状態が良くなっていることを期待してます。

それから、今回本格的な断食をして良かった事は、咀嚼の重要性を身をもって感じたことです。回復食が始まると、少ない量の食事をよく噛んで食べる為、普段如何に噛んで食べおらず、必要以上の量を噛まずに摂取してたかが良く分かりました。よく噛んで食べないといけないという事は、頭では分かってても実行出来てなかった訳で、今回の断食により、食事に対する姿勢や咀嚼の大切さを身をもって実感した事は、大変意味がありました。

また、15日間の本断食をしたことにより、人間、数日食べなくても、水だけで過ごせるということを体感出来たことと、断食中に自分の身体と向き合う時間を持てたことは大きかったですね。

院長さんも、仮に天災が起きて食料が無い状況が発生した場合、水があってジッとしていれば、しばらくは生き延びれるという事と粉末のポカリスエットがあればより良いと仰っていました。

中々、トータル1ケ月の断食期間を取ることは難しいので、貴重なこの経験・期間を今後の生活に活かしたいと思います。そして、機会があったり、再度長期の本断食を行いたくなった場合は、静養院さんを、また利用させて頂こうと思います。